IOI2017(イラン大会)に副団長として参加してきました。
IOIの参加記は選手・役員の感想(まだ公開されていないようなのであとでリンクを張ります)に書いたのでそちらを参照してください。
第29回国際情報オリンピック イラン大会 速報 も面白いのでまだ見てないひとはぜひ。
この記事では、これからテヘランに行く人の参考のために、大会以外の部分についてメモしておきます。
事前準備
買い物をして事前準備をしました。
地球の歩き方
念の為買っておきましたが、ツアー旅行のようなものなのでほとんど使いませんでした。
イランの一般的な情報と、ペルシャ語(特に数字)については少し役に立ったと思います。
圧縮袋
服を圧縮する袋です。
かなり容量が小さくなるので助かりました。これはテヘラン旅行以外でも役に立つと思います。
盗難防止
これのウエストポーチを買いました。
そんなに大きくはなく、パスポートと現金と鍵とカードなどを入れていました。
テヘランはそこまで治安が悪くなかったので、そこまで厳重に警戒する必要は無かったかもしれません。(スマホなどはポケットに入れていましたが取られませんでした)
バザールに行くなどすると危なかったのかもしれません。
貴重品を一箇所に集められるという点ではかなり重宝しました。
マルチビタミン剤
イランの食事はインディカ米、肉、インディカ米、肉、インディカ米という感じなのでビタミンが不足しがちです。
これのおかげ(?)で風邪を引きませんでした。
サイリウム
帰国したあとすぐに映画を見るために持って行きました。
テヘランで使うつもりは無かったのですが、懐中電灯の代わりに使えて便利でした。
二人部屋で夜中起きたときにトイレの電気ガチャ(外れると部屋全体の電気が付く)をせずに済みました。
現地の気候
7 月末から 8 月頭と夏真っ盛りに行ってきました。
気温は最高気温が 35 度ちょっとの日が多く、最高気温 40 度の日もありましたが、湿度がかなり低いので、そこそこ過ごしやすかったです。個人的には夏の京都よりも過ごしやすいと思いました。
テヘランは砂漠なので木陰があまり無かったですが、建物の影や数少ない木陰に隠れると日中でも割と快適でした。
一方、砂が舞っているのと、自動車の排気ガスと、タバコのせいで空気が悪く、乾燥との二重苦で鼻が痛くなってきます。
これを防ぐ手立てはよくわからないのですが、大気汚染が特に酷そうな場所を歩くときは布で鼻を押さえるなどの対策をした方がよいと思います。
また、乾燥のせいで静電気もすごかったので心構えしておきましょう。
現地の買い物
まず一番気をつけないといけないのが、イランではリアルとトマーンという二種類の通貨が使われていることです。
日常的にはどちらかというとトマーンが多く使われていて、外国人向けの店ではリアルで書いてあるものが多い気がしましたが、どちらのパターンもあって、しかも通貨が書いてない場合が多かったので、よく気をつける必要があります。
僕が行った当時は 300リアル = 30 トマーン 1 円くらいでした。
また、もう一つ気をつけないといけないのが、多くの店では、値札がペルシャ数字で書かれていることです。
イランに行く前にペルシャ数字を覚えるか、少なくともペルシャ数字表を携帯していくことをオススメします。
物価は日本よりかなり安く、1 / 3 から 1 / 2 くらいな印象でした。
500mL ミネラルウォーターが 10000 リアル 30円くらいでした。
ホテル
Azadi Hotel というホテルに泊まりました。
一泊二万円以上するホテルだけあって、かなり綺麗で快適でした。
食事とトイレ以外は他の国の一級ホテルとほとんど変わらないと思います。
食事
前述しましたが、イランの食事はインディカ米、肉、インディカ米、肉、インディカ米という感じでした。
こういう感じです。
ホテルの朝食ではパンが出たので、朝食はパンをよく食べました。
こういう感じです。
風習など
まず、イスラム教の色々な風習がありますが、ここに書くには重いので他の文献に任せます。
一番驚いたのは、イラン人はかなり気さくで、街中を歩いているとよく話しかけてきたことです。
特に IOI 期間中は日本国旗が描かれた名札を下げていたこともあって、"Japon?“ と話しかけてくるケースが多かったです。その後の会話は様々ですが、適当に日本っぽい単語を言ってくることが多かったです。ポテトチップス的なお菓子を勧められたりもしました(怖かったので断りました)
あと気をつけたほうが良いのが、トイレ事情です。
イランのトイレはアナログウォシュレット(シャワーがトイレの横についている)を使って洗って、紙ナプキンのようなトイレットペーパーで拭いてゴミ箱に捨てる形式です。
外国人が多く泊まりそうな一級ホテルの Azadi Hotel でもこの形式だったのでイランのトイレはだいたいどこもこうなんだと思います。
IOI 期間中は外国人が集まっていたこともあり、ウォシュレットのせいで公共トイレの床はどこも大洪水でした。
気になる人はトイレに流せるトイレットペーパーを持って行くとよいと思います。
インターネット
イランはインターネット規制が厳しい国で、twitter などは規制されていてアクセスできません。
なので、規制されているサービスを利用したい場合は VPN を用意する必要があります。
僕は大学の VPN (KUINS-PPTP) を利用しました。
また、irancell という会社の SIM カードが IOI から配られました。
irancell の店はテヘランの至るところにあり、テヘラン旅行の際はこれを使うことになることが多そうです。
SIM カードをセットすると SMS でいろいろ情報が送られてきますが、全てペルシャ語なので USSDコード一覧 の Switching Language into English を使うことをオススメします。
回線は容量に応じて課金しました。
RechargeOption の Online Recharge からオンラインで課金できます。
課金したあとは Packages からパッケージを買います。
3GB の通信で 13000 トマーン 400 円 と激安です。
回線もそこそこ安定していました。
ホテルの wifi もあったのですが、こちらは通信が絶望的に不安定で使い物になりませんでした。具体的には 8.8.8.8
への ping が半分くらいパケットロスしました。
終わりに
テヘラン旅行はとても楽しく、また、IOI がたくさんお金をかけていたこともあって、想像以上に快適でした。
また行きたいかと言われると返答に困りますが。
もしテヘラン旅行に行くなら、楽しんできてください。
最後まで読んでいただきありがとうございました。